
『標準漢文法』010:1-1-1A文法学の本質
第二章 文法学 第一節 文法学の本質及び諸相 〔文法学の本質〕 学問 学問は理論的知識である。知識と知識の間に存する理論によって第三...
第二章 文法学 第一節 文法学の本質及び諸相 〔文法学の本質〕 学問 学問は理論的知識である。知識と知識の間に存する理論によって第三...
大雅、小雅、頌は教養ある士大夫の作 太宰春台 次に、『詩経』の二番目に小雅、三番目に大雅と言うが、どちらも雅であることは同じである。...
五 回文法 回文とは本来、詩の体裁の一種である。上から読んでも下から読んでも、一種の完全な詩になっているものを言う。例えば蘇東坡「題金山寺...
原辞 □原辞は言語の最低段階であって、詞の材料となるものである。原辞に完辞と不完辞の二種がある。 完辞とはそのまま詞になり得る原辞である...
第二節 言語の構成(承前) 詞 詞は断句の材料たるべきものであって、自己単独の力によって観念(概念を含む)を表すものである。例えば「山」...
第二節 言語の構成(承前) 単断句と連断句 □断句に単断句、連断句の二種がある。 単断句 全く単一なる一断句であって、分けて二つ以上...
第二節 言語の構成(承前) 断句 断句(sentence)は説話の単位であって断定を表示するものである。即ち或る事柄に対する主観の了解を...
四 照略法 照略法とは、上の句に述べた語を、下の句で省略する造句法である。即ち上の句にある語句で、下の句で略された語句を照映するのである。...
国風は民謡 太宰春台 一方『詩経』に載ったのは多くが周の詩で、殷の時代の詩も少し入っている。その中で四詩と呼ばれるのが、一に国風、二...
三 承逓法 承逓法とは別名連語、または逓句ともいう。上句の尾を承けて、下句の首となし、順次に承接逓下して、円転流暢の文を成すものである。例...