
『標準漢文法』013:1-2-1D詞の単独論
第二節 言語の構成(承前) 詞の単独論 □詞の単独論は、詞の単独に有する諸性質を論ずるものである。その詞は単詞であっても、連詞であっても...
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第二節 言語の構成(承前) 詞の単独論 □詞の単独論は、詞の単独に有する諸性質を論ずるものである。その詞は単詞であっても、連詞であっても...
1.表時格の語法(承前) 過去を表すもの 既(すでニ) 文王既沒、文不在茲乎。(『論語』子罕) 〔文王既に沒するも、文茲ここに...
第二節 文法学の体系(承前) 総論と各論 総論 総論は、文法学の全般に関する一般的事項を論ずる。そうしてその一般的事項の中には各論を導...
前章すでに各種の句法から訓読を試みる方法を略述したから、本章ではさらに各種の語法から白文訓読を講きわめていく。ここでは凡そ九種について略述す...
六 倒装法 あるいは倒置法とも倒句ともいう。文章の平板単調を避けるために、特に普通の様式を変化させた、語勢の遒勁と造句の奇巧を工夫したもの...
第二節 文法学の体系 文法学の範囲 文法学は言語の構成法則の研究である。ゆえに言語の構成法則以外の事は文法学の範囲外である。 言語には...
第二章 文法学 第一節 文法学の本質及び諸相 〔文法学の本質〕 学問 学問は理論的知識である。知識と知識の間に存する理論によって第三...
五 回文法 回文とは本来、詩の体裁の一種である。上から読んでも下から読んでも、一種の完全な詩になっているものを言う。例えば蘇東坡「題金山寺...
原辞 □原辞は言語の最低段階であって、詞の材料となるものである。原辞に完辞と不完辞の二種がある。 完辞とはそのまま詞になり得る原辞である...
第二節 言語の構成(承前) 詞 詞は断句の材料たるべきものであって、自己単独の力によって観念(概念を含む)を表すものである。例えば「山」...