
『漢文研究要訣』010:1-4白文訓読と造語法(3)表時格の語法
1.表時格の語法(承前) 未来を表すもの 將(将)(まさニ) 將入門、策其馬曰、非敢後也、馬不進也。(『論語』雍也) 〔將に門...
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1.表時格の語法(承前) 未来を表すもの 將(将)(まさニ) 將入門、策其馬曰、非敢後也、馬不進也。(『論語』雍也) 〔將に門...
二 使役格の語法 動詞を使役格にするには、使役の助動詞を用いるのが普通だが、助動詞がなくとも使役格になる場合があるから、訓読の際には大いに...
三 受身格の語法 受身格は、所動格、受動格、被動格などとも言う。要するに使役格の反対で、他により動かされて、他により然らしめられるの格であ...
三 推定格の語法 推定格とは、事物の性質・能力・情勢などについて、推量または断定の意を表す語法である。之にも種々の語法があるが、普通用いら...
五 較量格の語法 事物の大小・優劣・長短・得失などの比例較量を言い表す語法にも、諸種の用例がある。 於・于・乎 於・于・乎(よリ) ...
六 反語格の語法 語勢を強めるために、特に反語法を用いる。 1. 反語副詞を用いたもの 豈(あニ) 吾豈匏瓜也哉。焉能繫而不食...
六 反語格の語法〔承前〕 1. 疑問代名詞を用いたもの〔承前〕 孰(いずレカ/たレカ) 其孰能知之。(『中庸』) 〔其れ孰れか...